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日本で大ヒット上映中の「ボヘミアン・ラプソディ」
11月9日から日本で上映開始した「ボヘミアン・ラプソディ」。大ヒットしているようで、公開から3週目に入っても日本の映画ランキングで2位をキープ。リピーターも続出、そして手拍子、発声オッケーの応援上映も全国に広がっているようで、クイーンブームは続きそうです。
アメリカでも興行収入は良いようで、11/29時点で約1億5632ドルです。
https://www.boxofficemojo.com/movies/?id=bohemianrhapsody.htm
ボヘミアン・ラプソディとは何?
「ボヘミアン・ラプソディ」は1975年に発売されたクイーンのアルバム「オペラ座の夜」からシングルカットされた曲です。演奏時間が約6分にもかかわらず世界中で大ヒット。全英シングルチャートでは9週連続1位を獲得。伝説の曲となっていますが、リアルタイムで曲を知っているのは、今や50代以上の年代となるでしょう。
80年代のクイーンとは
私がクイーンの存在を知ったのは80年代であり、フレディ・マーキュリーは、ちょび髭で、胸毛があるタンクトップのおじさんというイメージでした。80年代のクイーンはすでにベテラン風で、ロックではあるもの、フレディ・マーキュリーがメロディアスな曲を歌い上げる感じで、ビジュアル面も含め、ティーンが好むグループではありませんでした。
映画を見るうえで、タイトルの「ボヘミアン・ラプソディ」の曲を予習していこうと思い、曲を初めて通して聴きました。
「ボヘミアン・ラプソディ」を聞いたことがない人は、映画を見る前に聞いていくことをおススメします。
1、アカペラ 2、バラード 3、オペラ 4、ハードロックの4つのパートに分かれているのですが、うまく1曲としてつながっています。斬新すぎる曲の作りとビデオの映像にくぎ付けになります。何度見ても飽きません。
特に、2のバラードの歌詞では泣きたくなります。
Mama, I don’t wanna die. But sometime wish I’d never been born at all
ママ、死にたくないよ。でも、時々生まれて来なければよかったとも思う。
これはフレディの苦しさでしょうか。
クイーンを知らなくても楽しめる?
日本人で普段テレビを見ている人であれば、映画の中の曲名を知らなくても、聞いたことがある曲が多いでしょう。「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」「キラー・クイーン」「地獄へ道づれ」などCMやドラマのBGMで使用されていたのか、これもクイーンの曲だったのか?と驚くかもしれません。
音楽が素晴らしいので、退屈することなくストーリーにのめりこめ、2時間13分の上映時間があっという間でした。
映画のサントラ版も出ています。
フレディを演じたラミ・マレックはどう?
フレディを演じたラミ・マレックですが、顔が似てない!という意見も多いよう。確かにラミは目が大きく、かわいい顔。フレディは典型的なインド系の顔ですので、似ていません。
ただラミの顔以外の声の出し方や歌い方、スタイルはフレディに似せようと、かなりの頑張りを感じました。歌もまるでラミが歌っているように聞こえ、不自然な感じは全くなかったです。
GQ British版ではフレディを演じるために、ブライアン・メイと一緒に出掛けてフレディをよく知る人物と会って話したこと、この仕事を引き受けたことの重大さを感じたこと、歌はフレディの物まねシンガーのマーク・マーテルとラミの歌声をミックスして使用していることなど語っています。
https://www.gq-magazine.co.uk/article/rami-malek-interview-2018
ラミ・マレック
1981年5月12日 アメリカ、ロサンゼルス生まれ エジプト人の両親を持つ37歳
2015年6月から放送のアメリカのドラマ「Mr.Robot」に主演で出演中。
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クイーンファンになること間違いなし
映画を見た後、YouTubeや動画などでクイーンの映像を探しまくってしまいました。今更ながら、クイーンの良さを再認識しています。
映画の中で少し使用された「アンダー・プレッシャー」ですが、デビッド・ボウイとのコラボの映像を見つけました。
あまりにも名曲すぎて感動します。前奏がドラマチックなのですが、それ以上にサビも心に響き、フレディとデビット・ボウイの良さが融合した最高傑作となっています。