NHKの「クローズアップ現代」は月曜日~木曜日の夜10時から放送している番組で、社会の問題や注目されるニュースなどを掘り下げて追及する番組です。
昨日11/14の放送では、50代から孤独死備えるということで、40代、50代で終活をしている方を何人か取り上げていました。
“孤独死サバイバル” 50代から備える
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女優の財前直見の場合
52才の財前直見は既に終活を始めており、終活ライフプランナーの資格も持っているそうです。現在、自分の両親、12歳の息子と暮らしているが、自分に急に何かあった場合、誰も自分の後処理ができないと恐怖に感じたため、終活を始めたようです。
人に迷惑を掛けたくないと思うが、死ぬときは必ず迷惑をかけてしまうので、それを最小限に抑えたい!
と思いエンディングノートを準備していると言っていました。
40代、50代から終活を始める人も多い
終活セミナーに参加するのは、40代、50代の独身者が多いようです。セミナーの参加者の一番の不安は何かというと、孤独死。
そのため、家族とは別のつながりを作ろうと、参加者同志の一人暮らしの仲間で常日頃から密に連絡を取り合っているということです。
孤独死の恐怖は家族がいてもいなくてもあまり変わらない
孤独死は独身のみが感じる恐怖だと思いがちですが、家族が居ても、子どもは独立しますし、寿命から見れば女性の方が長生きなので、同じように恐怖を感じるようです。独身、子供がいない人は63%、家族がいても57%が孤独死の不安を感じると統計の紹介がありました。両者にそれほど開きはありません。
また、一人暮らしの老人は賃貸住宅、病院、施設に保証人がいないと受け入れてくれない場合があるので、動ける40代、50代のうちに地域との関係を密接にして、将来受け入れてくれる場所を探している人も多いようです。
なぜ孤独死が怖いのか?
不安1 孤独な中で死にたくない不安2 人に迷惑をかけたくない
この2つの恐怖が大きいそうです。
意外なことに40代、50代の孤独死は全体の40%もあるそう。
そう考えると、40代、50代で終活を始めるのは早くないのかもしれません。
お墓や死に方についても紹介
番組の最後では、墓じまいをし、自分は永代供養をすることに決めた女性、そして、映画監督関口祐加はスイスの安楽死協会に登録したことを紹介していました。現在、認知症の母親と二人暮らしで、息子は離れて暮らしている関口祐加は、安楽死について下記のように話していました。
必ず安楽死を選ぶわけではないが、安楽死なら家族に見守られながら死ぬという選択もできる。
まとめ
孤独死について、実際40代の私はまだ死の現実味はないですが、同世代で40%も孤独死があることを考えると、準備しておくにこしたことはないと思いました。今回、登場した女性たちは40代、50代で地域との関連性を深めて、いざとなったときに頼ると言っていましたが、番組で紹介されていた地域の人たちは見た目から判断すると60~80代の方たちでした。
常に新しいメンバーが加入してくるのであればいいのですが、自分たちだけ頼られて、実際に自分が80代になったときには誰もいなかった、ということが起こらないといいのですが。
これから、日本は超高齢化社会に突入してくるので、孤独死を防ぐための国の対策などにも注目していきたいです。