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下重暁子著「家族という病」は50万部のベストセラー
ベストセラーなのにレビューの評価が低い
「家族という病」は2015年幻冬舎から出版されました。家族の問題があるのは、どこの家庭も同じなので、特に興味がわかず、この本を読みたいとは思いませんでした。しかし、ある本を購入しようと、ネットショップで目的の本を見ていると、たまたま「家族という病」のレビューが目につきました。
見ると、低評価ばかり。ちなみにベストセラーです。
つまらなくて最後まで読めませんでした
自分の自慢ばかり
不満ばかり書いてあり、不快に感じる
下重さんは家族をこきおろす
本の内容はこんな感じ■誰も自分の家族のことなど本当の姿は何もわかっていない
■家族のことばかり話す人はつまらない
■家族礼賛にうんざり、幸せの押し売りをするな
■家族で一緒にいると傲慢になるので気を付けろ
■自分の家族に対する不平
下重暁子さんのプロフィール
1936年生まれ、今年82歳。元NHKアナウンサー。1968年にフリーアナウンサーに転身。その後、文筆活動を始め、女性の生き方の指南書やエッセイを多数執筆。私が20代のころ、下重さんの「ゆれる24歳 私に語ったOLたち」を読みました。下重さんは、若い頃大恋愛をしたものの実らず、40歳ごろ結婚したと書いていました。
夫婦二人で子供は作らず
40歳の結婚ですと、昔は不妊治療もそれほどなかったと思うので、子供は難しかったのかな、と思います。もちろん、子供を元々持つことは望まなかったのかもしれません。(他の著書でそのことに言及しているかもしれません)
ここがおかしい「家族という病」
欧米では家族より個人主義なんて嘘でしょ?
また、下重さんは、日本は家族中心であり、個人が尊重されないと言っており、欧米は個人が尊重されると言っていますが、これにははっ?????
と思いました。
欧米は日本より家族が尊重されている部分も多いです。
オバマ大統領のときは、2人の娘とミシェルの家族4人でいる写真がよく公開されており、クリスマスカードは家族全員の写真を載せて送っていました。
サンクスギビングやクリスマスには家族や親せきが大勢集まって食事をします。会社の自分のデスクには必ず家族の写真が飾られています。
裏付けなしの自分の意見が語られている
本の中の「大人にとっていい子はろくな人間にならない」や「結婚がストレスで、離婚したことにより生き生きしている」というのは一例であり、誰にでも当てはまることではありません。大人にとっていい子でも良い人間はいるだろうし、結婚生活が幸せな人達も大勢います。
自分が持てなかったものが羨ましい?
下重さんは、自分の家族と理想の関係が持てなかった。それゆえなのか、自分の子供を持つこともなかった。そして、家族を持つものへの妬み、恨みのオンパレード。一番近くて遠い存在が家族である。家族ではなくボランティア精神で他人を助けろ、血のつながりなど関係ない、と言っています。
なぜ、そこまで家族を邪険に扱うのかよくわかりません。
第2弾も出版されました。怖いもの見たさで読んでみたいです。
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