ハリウッドで活躍する数少ないアジア系俳優の一人
ハリウッドでアジア人男性が成功するのは難しいと言われる中、ジョン・チョーは有名映画に何本も出演。私が初めてジョン・チョーを知ったのは「アメリカン・パイ」の生徒役でした。主役級のキャストではなかったですが、ちょいちょい登場しアジア人がオタク系として描かれていなく、好印象を残した映画でした。
その後、テレビや映画などでキャリアを伸ばし、2004年「Harold & Kumar Go to White Castle」、2009年「スター・トレック」、2018年「search/サーチ」などに出演しアジア系俳優としては大成功を収めています。
「ロサンゼルス・タイムズ」にアジア人差別についての記事投稿
そのジョン・チョーが4月22日の「ロサンゼルス・タイムズ」にアジア人差別についての記事を投稿。アジア人は差別されたら、声をあげていかなくてはいけないと述べています。ジョン・チョーは韓国系アメリカ人。コロナウィルスが中国から発生したと言われていることから、全世界でアジア人全体への敵対心が広がっており、チョーは両親に電話して、言葉や暴力による差別に気を付けるよう言ったそうです。
チョーは幼い頃に両親とともにアメリカに移住。言葉を学び、アメリカ人のようにふるまい、人種に関係なく俳優として成功することができました。しかし、幼い頃には差別されたり、俳優になってからも自分はアジア人だと感じさせる瞬間はあったよう。
2004年「Harold & Kumar Go to White Castle」に主演したチョーは、ダブル主演をしたインド系の俳優カル・ペンとプロモーションのため、アメリカ中を飛行機で飛び回ったそう。そして、2001年9月11日の同時多発テロの数年後ということもあってか、なぜかカル・ペンはいつも空港のセキュリティーで引っかかって、バッグの中身を確認されていたようです。
チョーは、911の時に中東系の人がヘイトクライムのターゲットになったように、今はアジア系がヘイトクライムの対象になっている。
アジア系アメリカ人はアメリカ人だと思っていたが、今はウィルスを運んできた外国人だと思われている。差別されたら、そのことを軽視するのではなくて、みんなのために声をあげてほしい、ということです。
ちなみに奥様は日系アメリカ人だそうです。
ソース:https://www.latimes.com/opinion/story/2020-04-22/asian-american-discrimination-john-cho-coronavirus
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